なぜか?国益という言葉の裏には偽りが隠れている事が多いからだ。いや、殆どすべてが偽りと言っても宵であろう。
それでは、国益とはなんだろう?「国益」=「国の利益」なのだが、Wikipediaで調べると色々小難しい理論が書かれている。小難しい理論という時点で疑って掛からなくては行けないのはもちろんだ。
それでは、今一歩進めて、国とはなんだろうか。英語で言うとstate、nation、countryがある。この三つの単語は微妙に意味が違う様だ。Wikipediaからの引用では、
- countryは、ラテン語のcontrata terra(向こう側の土地)が語源で、地理的な国土を意味する。政体の性質を問題にしないため、日本での「国と地域」に相当する使われ方もする。
- nationは、ラテン語のnatalis(出生)が語源で、土地の住民の総体を意味する。国家の場合は国民のことだが、国家に結びつかない、少数民族・分断民族・流浪民族などにもnationはある。
- stateは、ラテン語のstatus(土地とその住民への支配権)が語源で、土地とその住民に対する統治権・統治機構を意味する。
いずれも、明確に国家の意味はなく、文脈によっては国家未満、超国家の意味でも使われる。また、具体的な行政区画の名称としてこれらの語を使うこともある。
- countryは、イギリス連合王国を構成するイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド(かつてはアイルランド)を意味する。その場合も、国と訳されることがある。
- stateは、アメリカ合衆国などの州を意味する。その場合は、決して国とは訳されない。
- nationは、アメリカ合衆国では合衆国全体の意味で使われる。
これを見ても判る事は「国」という日本語の観念はいい加減な様である。つまり「国益」と言った場合どれを意味する「国」であるのかよくわからないのである。
「国益」とは「国民益」もっと正確に言えば「日本列島で生活する人々の利益」であるとは限らない。国民の「利益」である可能性が感じられてしまうのはこんなあやふやな言葉からだろうし、それを使う側がたえず裏心があってこの言葉を使っているからなのだろう。何時も思うの「この島々で暮らす人々が平和で自由で幸せであれば、国などどうでも良い。」という事だ。この島々の文化や良い習慣、そして自然を守る事が大事であると考えるこの頃である。
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